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ワインディングのコツ

呼吸を意識して自分のペースを守る

バイク走行にはいろいろな楽しみ方がありますが、その一つにワインディングを走る時間があります。
直線を走るのとはまったく違う刺激やテクニックがあり、自分でマシンをコントロールしているという気分になることができ達成感があります。

また、テクニックの上達具合がはっきりと出る道ですので、前と比べてスムーズに走れるようになっていると思うと楽しくなります。
しかし、ワインディングロードは危険もあるところですから、練習を重ねると共に安全に走行するコツも覚える必要があります。

いろいろなポイントがありますが、特に大事なのは自分のペースを保って走り続けるとということです。
これは単に、無理のないスピードやコーナリングをするということだけではありません。
ペースを保つ一つのコツとして、呼吸を意識するという点を挙げられます。

オーバースピードになっていたり、自分のスキル以上に難しい攻め方をしていると、知らず知らずのうちに呼吸が浅く早くなります。
これは強い緊張を強いられているからです。
そもそも緊張した状態では、自分の呼吸がどのようなものかを意識している余裕もありません。

逆にあえて呼吸を意識して走行することで緊張を抑え、余裕を持って走れるようになります。
呼吸の仕方としては、大きめに息を吐き数秒息を止めます。
その状態で上半身に力を入れてから、力をスーッと抜いていきます。
この脱力と同時に息を吐き、最後まで吐き切るようにします。

普通の呼吸よりも一回当たりの呼吸がゆっくり、かつ深くなるようにすることが大事です。
こうした呼吸を走行中も行うことでリラックスすることができて、自分のペースを守れます。

車線の中央を走ることを意識

ワインディングを早く走るためには、アウトインアウトを心がけているライダーも多いです。
確かに、レースなどではコーナリングの基本であり、早く走るためには必須のライン取りです。
しかし、このやり方だけではワインディングはうまくなりませんし、安全性を確保するのも難しいです。

そこで、車線の中央をキープすることを意識して走ってみましょう。
対向車が車線をオーバーしてくるような危険な状況でも回避しやすく、自分の中で安全スペースが広いのでゆとりを持って走れます。

実はこの中央をキープするという走り方は、少なくてもワインディングにおいては、適正なスピード調整やブレーキのタイミング、細やかなハンドル操作、体重移動のタイミングなど、すべてのテクニックができていないと難しいものなのです。
この意識を持ってワインディングを走っていくと、自然と総合的な走りのスキルが向上していくということで、おすすめの走行法であり練習法でもあるのです。