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スロットルをスムーズに開けるには

開けにくいフォームになっていないかチェックしよう!

スロットルをうまく開けられない場合には、まず自分のフォームを確認してみましょう。
スロットルそのものに問題があるのではなく、本人のフォームに問題がある可能性もあるからです。
自分では自然なフォームだと思っていても、知らず知らずのうちにスロットルを回しにくい姿勢になっていることもあります。

とくに注意したいのが、まるで身構えるように腕を突っ張らせてしまっている姿勢です。
いかにも「これから加速するぞ」とばかりにハンドルをつよく握って肘を持ち上げるような姿勢にしていると、スロットルを開けにくくなってしまうのです。
試しに、バイクにまたがって同じ姿勢で試してみるとよいでしょう。
ハンドルを握った状態でスロットルを回そうとすると、手首でしか回せなくなるので非常に狭い範囲でしか動かせないのです。

このフォームを確認したうえで、それでもうまく開かない場合には、スロットルの状態になにか問題がないかチェックしてみましょう。
とくに多いのは、クラッチワイヤーとスロットルワイヤーが固くなってしまっているケースです。
とくにスロットルが重くて回しにくい場合には、これらのワイヤーの部分に油を差しておきましょう。
一般的には、3ヶ月に1回くらいの頻度でメンテナンスの一環としてこの部分に油を差せば、スロットルの状態を維持できると言われています。

ポイントはドアノブを回すようにスロットルを開けるよう心がけること!

ハンドルを強く握って肘を持ち上げたり、腕をまっすぐに伸ばしてたりしている姿勢だとスロットルがうまく開きません。
ですから、ポイントとしては手首だけでスロットルを動かすのではなく、肘もうまく使いながら前腕全体で回すよう心がけることです。

その際、わかりやすい例えとして挙げることができるのがドアノブを回す感覚です。
ドアノブも強く握って手首だけで回そうとすると、回す範囲が狭くなって思うように回らないものです。
あれと同じ感覚で、強く握らず手首の柔軟な状態を維持しつつ、肘もうまく使いながらスロットルを回してみましょう。

さらにもうひとつ、小指の使い方もひと工夫してみましょう。
グリップを端っこから小指と薬指で巻き込むような形で握ることで、手首をうまく使いやすくなります。

実際にバイクを運転しているときにスロットルを開ける場合、車体をしっかり安定させたうえでいかにスムーズに開けられるかが鍵となります。
そのためにも無理な姿勢で回すのは避け、ごくごく自然に全開に回せる姿勢を身につけるようにしましょう。
これはカーブをスムーズに曲がる際にも、非常に重要になってきます。
はじめて高速道路で走ってみようと思っている方などは、安全対策の一環としてこのスロットルのスムーズな開き方を身につけておくのもおすすめです。