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疲れないバイクの乗り方とは

疲れにくいライディングフォームを見つける

長距離のツーリングをしたいと思っているのであれば、いかにして疲れにくい走行をするかというのはライダーにとって欠かせない要素です。
疲れにくい走行というのは、自分にもマシンにも無理のない走り方をしているということでもありますので、ライディングスキルそのものを向上させることにつながります。
こうしたことから、すべてのライダーが取り組みたい課題でもあるわけです。

疲れにくい走行には、まず自然なライディングフォームを取ることが大事です。
これは自然な姿勢、つまり普段の生活でいつもしている姿勢に近い状態で乗ることを意味しています。
きれいなフォームをしたいと思って無理に背中を伸ばしたり首を起こし過ぎたりすると、見た目は良いのですが、本人には負担がかかって疲れやすくなってしまいます。
できるだけ自然な姿勢で乗るようにしましょう。

また、バイクの選び方も大事です。
レーサータイプのマシンだと、かなり前傾姿勢がきつくなりますのでスピードを出すには良いのですが、体勢に無理があり疲労が出やすいです。
この点で優れているのはネイキッドスタイルで、自然なスタイルで走行できます。

ウインドシールドは大きめのものが良い

向かい風に逆らうというのは、体をその分支えていないといけないので、体力を使い疲れやすくなります。
時速60kmくらいまでの速度であればそれほど風の抵抗は大きくありませんが、それ以上のスピードだと体に受ける力が強くなって知らず知らずのうちに体力が奪われていきます。

そのため、ウィンドシールドがないものであれば取り付けてみたり、大きめのものにしてみたりするのも一つの方法です。
オリジナルでシールドが付いているマシンもありますが、標準装備でなくてもカスタマイズできるパーツが市販されていますので試してみましょう。

バイク自体の取り回しのしやすさ

やはり、軽くハンドル操作ができてコーナーを楽に回れるバイクの方が疲れにくいです。
取り回しが良いと、体重をあまりかけなくても曲がってくれますし、ハンドルに加える力も少なくて済みます。
そのため、ツーリング用のバイクを選ぶ時には、取り回しが良いかという点も考えてチェックしていくことをおすすめします。

これにはホイールベースや重量、ハンドルの形状、足回りの構造などが関係してきます。
ライダーとの相性もあって、実際に運転してみないと分からない部分もありますので、できるだけ気になるマシンについては試乗させてもらって、取り回しがしやすいかを体感してみるのがベストです。
転倒した時や、駐車場での方向転換などの際にも取り回しの良さは大きく影響してきますので、真剣にこのポイントを考えたいものです。