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バイク免許の教習時間について

免許別の教習時間、最も少ないのはAT限定普通自動二輪免許

バイク免許には、普通二輪免許に加え、小型の自動二輪に限定されているもの、AT限定タイプ、またAT限定で小型の自動二輪に限定されている免許や大型二輪など、さまざまな種類があります。
どれも必要な学科教習時間は26時間と同じですが、技能教習時間は免許ごとに異なるため、最短で取得できるまでにかかる期間も免許ごとに異なります。

バイク免許の教習時間は、学科教習と技能教習に分類されています。
このうち学科教習は免許の種類に関わらず、全て26時間と法律によって定められています。
この時間数は、教習所に通学して免許を取得する場合でも合宿免許でも変わりません。

免許ごとに教習時間が異なるのは、技能教習です。
技能教習とは実際にバイクを使ってスキルを身につける教習のことで、免許の種類によって9時間から36時間と大きな幅があります。

最も短いのはAT限定普通自動二輪免許で、技能教習は9時間のみです。
ちなみにこの免許を取得すると、運転できるのは小型バイクに限定されています。
AT限定でない小型限定の普通自動二輪免許では、技能教習は12時間が必要となります。

小型限定ではない普通二輪免許にも、AT限定免許とマニュアル車も運転できる免許とがあります。
AT限定免許の取得に必要な技能教習時間は15時間で、AT限定でなければ教習時間はプラス4時間の19時間となります。

一方、技能教習時間が最も長いのは大型二輪免許で、36時間が必要です。
大型免許にもAT限定免許があり、この場合には技能教習がマイナス7時間となって29時間の技能教習で免許を取得できます。

限定解除に必要な教習時間

最初にAT限定免許を取得したけれどマニュアルタイプの免許が欲しくなった場合や、小型免許を取得したけれど大型のバイクにも乗ってみたい場合には、教習を受けることで限定解除ができます。
教習所での教習時間はどんな限定を解除するかによって異なりますが、3時間から8時間程度でそれほど多くはありません。

例えば、小型限定普通二輪免許からAT限定普通二輪免許に切り替えるなら、教習時間は3時間のみでOKです。
また、AT小型限定普通二輪免許から普通二輪免許への解除では、8時間の教習が必要となります。
AT限定大型二輪免許から大型二輪免許への切り替えにも、8時間の教習が必要です。

普段はAT車しか運転しないけれど、AT小型限定普通二輪免許からAT限定普通二輪免許に限定解除する場合にも教習が必要です。
この場合、必要な教習時間は5時間となります。
運転できるバイクのサイズ、AT限定かどうかといった条件によって必要な教習時間が変わるため、あらかじめ理解した上で教習所を選ぶと良いでしょう。