1. >
  2. >
  3. 怖い教官への接し方

怖い教官への接し方

教官の厳しい指導には理由がある

教習所で指導を受ける教官は、毎回変わります。
優しい人もいれば厳しい人、また怖い人もいるでしょう。
そうした怖い教官から厳しいことを言われると、それだけで心が折れてしまいそうになることがあるかもしれません。

しかし、教官が厳しく指導する背景には厳しくした方が良い理由があると考えたことはありますか?
もちろん、教官自身の性格も大きく関係していることはあるでしょう。
しかしそうでなくても、安全面でしっかりとした知識とスキルを身に着ける必要がある免許取得の場所ですから、卒業後には安全な運転ができるぐらいのレベルになってほしいと願っているものです。

もしも教官がそうした厳しい一面を全く見せずに、失敗も多めに見て見逃してくれたり、危険運転をしてもドンマイというような人ばかりではどうなってしまうのでしょうか?
教習所での思い出は楽しくポジティブなものになるかもしれませんけれど、免許を取得して一般道を走り出してから、さまざまな困難にぶつかってしまうことになりかねません。

一般道には様々なドライバーがいて、誰もが安全運転をしているわけではないのです。
危険運転をする人もいて、幅寄せや割込みなど恐怖を感じるシチュエーションに巻き込まれるかもしれません。
厳しい教官でも、しっかり指導してくれる人なら厳しさの中にも愛があるのだと考えることができるのではないでしょうか。

怖い教官へはどう接したら良い?

そうはいっても、怖い教官からのいびりに対して「愛がある」と自信に言い続けることは簡単なことではありません。
厳しい教官や怖い教官に対しては、できるだけ一生懸命に努力していることを態度や言動で示すのが得策です。

例えば、教習の前の挨拶は元気よくはきはきと行いましょう。
また、教習所に通っている人にプロ並みの運転スキルを期待している教官はおらず、運転が下手なことは百も承知です。
そのため、下手な運転でも一生懸命に努力しているという雰囲気を出すことで、教官がもっと指導したいなという気持ちになってくれることでしょう。

知ったかぶりをするのは、怖い教官へは逆効果となってしまうので注意しましょう。
できないのにできるフリをしたり、できていないことを注意されて「そんなことは知っています」という態度をとると、怖い教官はさらに怖くなってしまうでしょう。
なるべく低姿勢で、こちらは教えてもらう立場なのだということを理解して態度で示すことで教官の態度を柔化できるかもしれません。

また、怖い教官や厳しい教官の中には、チクチクと何度も同じ嫌味を言い続ける人がいます。
何度も同じことを言ったからと言って運転スキルが急にアップするわけではないのですが、言わないと気が済まないのでしょう。
そうした場合には言い返しても状況が悪化するだけなので、大人の対応を心がけることも大切です。