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スムーズなギアチェンジのコツ

滑らかなギアチェンジのコツ

快適かつ速度に乗せた走り方をするには、ギアチェンジをスムーズに行うことが必要です。
しかし、まだギアシフトに慣れていないと、エンジンの回転数のタイミングやクラッチの調整、ギアの入れるスピードなどが分かりづらいものです。
そうなると、ギアチェンジをするたびにショックが生じて、ガクガクとした動きになったり、下手をするとギアチェンジによってエンストしてしまうこともあります。

バイクのギアチェンジは自動車のやり方とは違い、手がクラッチで足でシフトします。
そのため、マニュアルの自動車の運転に慣れていて、何となくギアチェンジのイメージがある人でも操作方が違うので戸惑ってしまうことがあります。

そこで、まずは基本操作をしっかりと練習することが大事です。
特に、適切なエンジンの回転数を把握して、そこでクラッチを握るという意識です。
そして、クラッチを入れる動作と、アクセルを戻す、ギアを上げるという流れをできるだけ速く連続して行えるようにすることがコツです。

上手になってくると、この順番は守りつつ、ほぼ同時に3つのアクションを取れるようになります。
そうなると、変速ショックが起こりづらく、しかも繋ぎが速くなるのでスピードロスが減ります。

もう一つのギアチェンジのコツは、アクセルをゆっくり戻すことと、クラッチの戻しを動きに合わせてコントロールすることです。
アクセルを急に戻すと回転数が一気に上がり、うまくクラッチがつながらなかったり、大きな変速ショックを生みます。

また、クラッチも一気に戻すと、急にクラッチがつながりショックが強くなります。
特に低いギアの変速はその傾向が強いので、徐々に離していきます。
この際には、エンジンの挙動を体で感じながら、無理なくギアをつなげられるようになるのが理想です。

シフトダウンの使い方とは?

ギアチェンジは多くの場合、速度を上げていく流れでギアを上げていくものです。
しかし、状況によってシフトダウンをしていくことも多くなります。
それぞれの速度に合わせたギアを入れる必要がありますので、コーナーに差し掛かる時や混雑時などは、シフトを下げていく動作も頻繁に行うことになります。
この動作もシフトアップと基本的には同じで、クラッチを握りアクセルを戻す、ギアをペダルで下げるという手順となります。

このシフトダウンは、エンジンブレーキをかける時にも使います。
坂道がダラダラと続く時や、路面状況が悪くブレーキだけだとスリップのリスクが高い時などにエンジンブレーキを使うと、安全に減速できます。

停止する時だけでなく、坂道を上る時にもシフトダウンをします。
ギアが高速に入っていると、登る力が弱いので低速ギアに入れて登りきる必要があるからです。