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教習所で使うバイクとは

教習車はホンダCB400SF-Kが多い

バイクの教習所では、教習所にあるバイクを使って教習を受けることになります。
自分のバイクを持ち込めるわけではありません。
初めてバイクの免許を取る人にとっては、どんなバイクが使われているのか不安なものです。
しかし教習所のバイクは、教習生にとって扱いやすい車種で、練習用のバイクとしてはとても優秀です。

教習所のバイクには、ホンダのCB400SF-Kが多く採用されています。
このバイクは教習生にとって扱いやすい機能やデザインとなっているだけでなく、教習所の環境において便利な機能がたくさんついています。

例えばCB400SF-Kのフロント部分には、赤や黄色、オレンジや青、紫や緑など色とりどりの表示ランプが搭載されています。
教習所ごとにどの色が何を表示するかという点は異なりますが、教官や検定員がランプを見た時に何速で走行しているのかと言った情報を得やすい工夫がされています。

フロントのバンパー部分には、バイクが転倒した時に車体を保護するためのバンパーが装着されています。
金属製の大型バンパーで、これはCB400SF-Kでも一般車には搭載されていません。
また、バンパーの上には教官からの指示を聞き取りやすくするためのスピーカーが設置されています。

バンパーは、フロントだけでなくリア部分にも装備されています。
マフラーを保護する役割を持っているだけでなく、バイクが転倒して引き起こす際に力を入れやすくするためのグラブバーも設置されています。

教習者と市販車はどうちがう?

教習所で使われているCB400SF-Kは、一般向けに市販されているCB400SF-Kとは異なる点がたくさんあります。
例えば、メーターは教習所ではあえて旧型のメーターボディを採用しています。

またヘッドライトも異なり、市販車はマルチリフレクタータイプのヘッドライトなのに対して、教習者ではレンズカットタイプが使われています。
教習車はヘッドライトのサイズが一般車よりも小さめになっているのが特徴です。
これは、複数搭載されている表示ランプのスペースを確保する目的と、教官から見やすくする目的で施されている工夫です。

ウィンカーも異なります。
市販車はお洒落なデザインですが、教習車は転倒などによって修理の頻度が多いため、低コストで交換できる安価なウィンカーが採用されています。
見た目はオシャレではないものの、教習所のバイクメンテナンスにかかるコストを考えると妥当で賢明な選択と言えます。
その他にも、ブレーキ部分のキャリバーが両押4ポットではなくて片押し2ポットだったり、リヤショック部分にリザーバータンクが搭載されていないなど、異なる点はたくさんあります。