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タイヤの交換時期を確認しよう!

タイヤ交換が必要な時期

雪が降る直前または雪が融けて道路がしっかり地表に表れてくる頃に、少なくとも降雪地帯にいれば年に2回はタイヤ交換をしているはずです。
季節ごとのタイヤ交換は見た目でも体感でも、おおよそのタイヤ交換時期がそれとなく予測できますから、さほど悩む事もなくすみます。

では古くなったタイヤの場合はどうでしょうか。
すり減ってきた感じは見た目でもはっきりわかりますが、特に走行していても難なく運転できているようなら、まだ交換しなくてだいじょうぶだろうと考えかちです。
結論を先に言うと特に不自由をしていなくても、ある程度のレベルになったら交換をしなければならないという事になります。

タイヤ交換時の目安

仮にタイヤがすり減っていても難なく運転できているなら、そのまま運転していてもいいではないかというと、けしてそういう問題ではありません。
タイヤはゴム製ですから仮に走行距離数が少なくとも、経年劣化を免れる事はありませんので、注意が必要です。

目安の1つとして製造年月日を確認してみるのも、交換時の目安になります。
タイヤ側面に印字されている製造年月日から数えて、基本的に3年から4年で交換するのが妥当です。
スリップサインで判断するという方法もあります。

タイヤ側面にある三角マークを探してください。
一部溝が浅くなっている部分がありますので、そこがすり減って溝がなくなってきた事を確認します。
これがいわゆるスリップサインで、すべて深さ0.8mmに設定されており、溝がなくなった時が交換時の合図です。

さらに明確に目視でわかる目安はタイヤ側面にしわやひび割れが表れた時になります。
タイヤ内部のコードが切れて横に広がっていれば、破裂寸前を示す危険信号ですから、ただちに交換です。

タイヤ交換の目安は法律でも明記

もしもタイヤ交換をしないまま溝が薄くなったタイヤで運転をし続けていたら、大事故につながりかねませんので、国でも安全基準を制定しています。
国土交通省では保安基準としてタイヤ溝は1.6mm以上、二輪自動車にいたっては0.8mm以上の深さを有している事と定めているのです。
これを反して走行した上で事故を起こすと、命に関わる大事故になりかねない事に加えて、整備不良車の事故との判断から、保険金が支払われない事にもなります。

タイヤの寿命を少しでも延ばすには

ご周知の通りタイヤ1個につき相場が2000円台から20000万円以下になりますので、4つセットで購入すれば最低5000円程度です。
これをけちって命を落とすのでは元も子もありませんので、ぜひタイヤ交換は臆する事なくやってほしいのですが、できる限り寿命を延ばすために急ブレーキや急発進および急カーブをしないと決めて運転するのも、有効な方法となります。
冬タイヤから夏タイヤへの交換をすみやかにするというのも有効です。