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セルモーターが始動しない時の対応について

セルモーターって何

セルモーターは正確にいうとセルフスターターといって、電力を使ってエンジンを起動させるパーツの1つです。
主に50cc以下のスクーターや電付きチャリあるいは、単純に電付きと呼ばれるミニバイクに搭載されています。

スイッチをぽんと押すだけで起動するなど、使い勝手の良さが多くの人からの共感を呼び、かつ年代や性別を問わず国民的人気を誇る車種ですが、なんと言っても最大の魅力は、誰でも手軽に運転できる点と経費の安さです。
女性好みのおしゃれで丸みをおびたかわいらしい外観や、どこかレトロ感を残し親近感を与えてくれる点も多くの人から愛されています。

走行中はガソリンを燃やして動いているのですが、最初にモーターを起動させるのは電力なので、バッテリーを消耗します。
最高時速が30km以下という上限付きなため、高速道路の走行は難しいのですが若干の荷物を運ぶ時には、小回りがきいて便利です。

セルモーターが回らない原因

バッテリーは消耗品なので十分な電圧がかからなければ起動しません。
また一回起動させるたびにバッテリーは消耗していきますので、適当な時期に交換しておく事も大切です。

ライトやウインかをつけっぱなしで長時間放置したり、単に停車したまま放置している時であっても、バッテリーが放電している場合があります。
冬の寒い季節は電圧が上がりにくい事もあって、やはりセルモーターは不具合を起こしやすい点が難点です。
セルモーターが回転しない理由は、その他にもバッテリー上がりやスイッチパーツの故障、接触不良、ショートなどいくつかの原因が考えられます。

セルモーターが回転しない時の対処法

大半の原因は電圧不足ですので、最も有効な方法はバッテリーを交換するという事になります。
バッテリーを活用するものの多くは例外なくなのですが、意外と持たないのです。
長く持って3年ですが長く乗車しないなど、放置すると1年か2年は寿命が縮みます。

バッテリーそのものに充電するという方法も、よく試される方法です。
一般に行われる充電の方法なのですが、自動車があるなら、自動車に搭載されているバッテリーにつないで充電する事ができます。

その間は低めの電流でゆっくりと充電するのがおすすめです。
あまりに高めの電流で急速充電をすると、放電する事に加え爆発するリスクが高まります。
具体的には0.9Aで最高10時間まで4A以上なら1時間程度というのが目安です。

普通自動車はセルモーターが充電するには、少々電流が全体的に高すぎますから、注意した方がいい場合が多くなります。
専用充電器を手にれるのが確実なのですが、あまりおすすめできません。

バッテリー交換は個人でもとりはずす事ができますが、慣れないと再設置などの作業も含めてなかなか面倒という事もありますので、あまり機械に詳しくない場合はプロに点検をお願いするのが適切です。
その他の部位でも長く活用していくためにも定期点検がおすすめな方法になります。