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見た目を維持するためのサビ取り

バイクのサビ取り方法

バイクに使われているパーツの中でも金属パーツは、時間の経過とともにどうしてもサビが出やすいものです。
軽度のサビなら、DIYで簡単に除去できます。
使用する道具はサビを除去するためのケミカル剤や金属ブラシぐらいで、初心者でも比較的簡単にできる作業ですから、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

バイクの金属パーツにサビが発生する原因は、金属が水分と反応して起こる酸化です。
サビは放置すると表面だけではなく奥まで進行するため、早い段階で対応することが大切です。
ワイヤーブラシやサンドペーパーを使うサビ取り方法もありますが、表面部分に傷がつきやすいので注意しましょう。
傷を残したくないなら、ケミカル剤や専用の道具を使うのがおすすめです。

専用のサビ取り剤は、どんな金属なのかによって、アルミ用やステンレス用、メッキ用など複数の種類があります。
適材適所で使いましょう。

どんな道具が必要?

サビを除去する際に必要な道具は、金属素材に合わせたケミカル剤、そしてパーツに塗る際に使うハケです。
頑固なサビに対しては、金属ブラシもあると良いでしょう。

道具の使い方ですが、まず刷毛を使ってサビが気になる部分にケミカル剤を塗り、10分程度放置してから拭き取ります。
刷毛を使うことで、細かい凹凸にもケミカル剤が入り込み、サビを落とすことができます。
サビが進行している場合には、長く放置するのではなく、10分放置で拭きとるプロセスを何回かリピートすると良いでしょう。
表面に付着しているサビなら、この方法で比較的簡単に除去できます。

しかし、内側に入り込んでいるサビは、この方法だけでは除去できないことがあります。
その場合、金属パーツの素材に合わせたワイヤーブラシを使って軽くゴシゴシすると、頑固なサビも除去できます。
注意点としては、あまりゴシゴシこすり過ぎないことです。

サビ取りの注意点:ケミカル用品は素材に合わせて選ぶこと

バイクの金属パーツに発生するサビを除去する際には、そのパーツの金属素材に合ったケミカル用品を選ぶことがとても大切です。
例えば、ピットギア部分のサビ落とし材には2種類あります。
メッキの部分には珪藻土を主成分とした研磨剤を使い、アルミの部分にはシリカが配合されている除去剤を使うと良いでしょう。

クランクケースやシリンダーには、白サビが発生することがあります。
この場合には、アルミ用の除去剤を使うと同時に、ブラシで軽くこすると、比較的簡単に除去できます。

バイクのリム部分は、リン酸系のケミカル剤がおすすめです。
サビが落ちにくい時に使うワイヤーブラシなら、真鍮製や仕上げ用の塩ビブラシなどを使うと良いでしょう。

もしもどのケミカル剤が良いか分からない時には、バイクショップの店員などに質問することをおすすめします。
間違ったタイプのケミカルを使ってしまうと、金属パーツのサビが取れなかったり、変色などの原因となるので注意してください。