バイクのプラグに清掃は必要か
バイクを安全かつ快適に運転するために欠かせないパーツの1つにスパークプラグがあります。
スパークプラグは名前からも想像できるように、別名点火プラグとも言い、ここに流れてくる高圧電流をエネルギー変換し、発進および走行がなされるしくみです。
その電圧は一般家庭で消費される電流の数100倍というのですから、とてつもないエネルギーを保有しているという事になります。
実際に手に取ってみるとさほど大きくないのですが、きちんと火花をちらしてくれないと、エンジンがちゃんと作動してくれないばかりか、さまざまな困ったことも生じてきてしまいますから、とても重要なパーツです。
たとえばセルモーターはちゃんと回転しているのに、エンジンがかかってくれない、パワーが出ない、アイドリングしないといった事になります。
初めからまったく発進しないのも困りますが、もしも運転中に突然エンジンが停止したとしたら、命に係わる事故につながりかねませんので、大変危険です。
スパークプラグは消耗品ですから経年劣化します。
おおよそ3000kmから5000km程度で寿命が来るとは言われていますが、少しでも長く活用できるためには、お手入れもかかせないのです。
基本的に交換がおすすめですが、プラグについた汚れを落とす事で新品状態に戻すことができます。
すべてのプラグが洗浄を必要としているわけではなく、自浄機能がついた車種もありますので自分の愛車はどうなのか、確認してみてください。
プラグの洗浄で注意する事
ある程度バイクエンジンについての知識が詳しくないと、プラグの着脱もうまく行かず元も子もないことになりますから、要注意です。
清掃の方法が間違っているとプラグの劣化を早めることになります。
特にプラグの先端は点火に欠かせない重要な部分です。
不十分な知識での清掃は厳禁という事になります。
清掃は研磨ではなくオイル汚れをふき取る作業です。
間違って金たわしのような硬いものでこすらないでください。
ブラシもやめておいた方が無難です。
正しい清掃の方法
オイル汚れを見れば確かに、しっかり洗いとしたくなります。
そこは我慢して捨ててもいいような布切れと、プラグの着脱に必要となる工具および、専用クリーナーを利用すると清掃が簡単です。
火傷をしないようにエンジンを切って、高圧電流の流れを切ってからの作業になります。
プラグを取り外して、専用クリーナーを吹き付けてぼろきれで、丁寧に優しく油汚れを落としてください。
その他推奨の清掃方法
やわらかいナイロン製ブラシで油汚れを落とすのおおすすめです。
もしも清掃しても不具合が改善しないなら、プラグは交換するのがおすすめの方法になります。