1. >
  2. >
  3. 定期的な交換が必要なエアクリーナー

定期的な交換が必要なエアクリーナー

エアクリーナーはどうして交換が必要なのか?

バイクのエアクリーナーは、エアフィルターとかエアエレメントと呼ばれることもあり、キャプレターに入る空気の質をきれいにする役割があります。
このパーツは定期的に交換する必要があるため、交換方法を覚えておくと、ショップに持ち込まなくてもDIYで対応できます。

エアクリーナーには、キャプレターが吸い込んでいる空気中のゴミやほこりを除去する役割があります。
定期的に交換しないとフィルターにどんどんゴミやほこりが蓄積されてしまい、空気の通りが悪くなります。
そうすると空燃比が変わるため、燃費の効率が著しく悪くなりますし、燃費が十分に燃焼できないためエンジンの不調を引き起こす原因にもなってしまいます。

エアクリーナーの状態が悪くなると、アクセルを踏んでもスピードが出なくなったり、エンジンの調子が悪くなったりします。
最悪のケースだと、エンジンが止まってしまい、走行不能な状態になってしまう可能性もあります。

エアクリーナーはいつ交換すればよい?

エアクリーナーは、走行距離に合わせて交換の目安時期があります。
定期的なメンテナンスをしている場合には、メンテナンスの間隔に合わせて交換するという方法もアリです。

エアクリーナーにはいくつかのタイプがあり、それぞれ交換の頻度が異なります。
軟式タイプや温式タイプのものは、走行距離が1万キロぐらいを目安に交換すると良いでしょう。
ビスカス式のものは、15,000km~2万キロぐらいの走行距離を目安にして交換すればOKです。

ビスカス式タイプは、交換するまでの間に定期的なメンテナンスなどは必要ありません。
しかし軟式タイプや温式タイプのものは、走行距離が2,000km~3,000kmごとに清掃する必要があります。

交換方法は簡単

エアクリーナーの交換は、難しくありません。
初心者でもDIYで作業できます。
作業に必要なものは、新しいエアクリーナーに加えて、工具やウエスなどが必要です。

交換する際には、バイクのエンジンは必ずオフにした上でエアクリーナーボックスを外しましょう。
頻繁に外すパーツではないため、外した時にはウエスを使って周辺部分をしっかりお掃除してください。
清掃をした上で古いエアクリーナーを外し、新しいものを取り付けます。
元通りにエアクリーナーボックスを取り付ければ、作業は終了です。

交換する際の注意点としては、頑固な汚れもできるだけしっかり落とすのがベターという点です。
例えばブローバイガスがこびりついている場合には、ウエスだけでは清掃しきれないことがあります。
この場合、シール外し用のドライバーなどを使うと良いでしょう。

もしも自分で交換できないと判断した場合には、無理に進めずに、バイクショップへ持ち込むという方法もアリです。
作業はそれほど難しくありませんし、工賃は1,500円~3,000円程度と比較的リーズナブルです。