定期的に必要なバイクチェーンのメンテナンス
バイクチェーンのメンテナンスはメンテナンスでも基本となるものです。
チェーンのメンテナンスは掃除や給油以外にも張りの確認があります。
どれも決して難しいものではありません。
しかしちゃんと行っていないと走りが鈍くなるだけでなく事故を起こす原因となるものです。
道具さえそろえれば簡単に行えるものなので定期的に行うようにしましょう。
バイクチェーンの張りの確認時期
チェーンの張り調整は1000キロメートルごととされています。
そのためチェーンの清掃や給油に比べると頻度は少ないです。
目安としては清掃や給油の2回に1回はチェーンの張りを確認するのが適切と考えられます。
もちろん自分でバイクを走らせていて違和感を覚えたら頻度に関係なくチェックをするようにしましょう。
作業時間もほとんどかからず簡単にできることなので定期的にチェックする習慣をつけておくことが望ましいです。
チェーンの張りの確認方法
チェーンの張りを確認するときにはスタンドアップが必要です。
リアスタンドを使ってスタンドアップをしていきます。
次にスピンハンドルを使ってアクスルナットを緩めるのですが目安は手で動かせる程度です。
アクスルシャフトではなくアクスルナットのほうを緩めていきます。
チェーンアジャスターはスイングアームの両端についているものです。
このアジャスターをゆるめていくのですが固定ナットがついているのでそこを緩めます。
作業中チェーンアジャスターが緩まないことがありますがこれはネジ山に汚れがついていることが原因です。
パーツクリーナーを使って汚れを落とし潤滑油を吹きかけると緩むようになります。
無理に緩めようとするのはやめましょう。
ホイールを外したらチェーンアジャスターを外して汚れを取り除くようにします。
ネジ山が切れたり錆で動きが悪かったり状態が良くない場合には交換をするのが望ましいです。
チェーンアジャスターは4種類あります。
どのタイプでも作業は同じです。
ホイールの両端にあるアジャスターやボルトを時計回りや反時計回りに回してチェーンの張りを調整します。
チェーンの張りを計測するのはフロントスプロケットからリアスプロケットの真ん中が目安です。
遊びの部分はマニュアルで規定されている数値に従います。
左右のスイングアームの打刻は上か下で統一して目盛りを同一に調整するようにしましょう。
より正確に調整をしたいという場合にはノギスを使って調整をするのがおすすめです。
ボルトの出力を多くすればアクスルシャフトが押しし出され、アクスルシャフトが押し出されればホイールは車体の後方に下がります。
車体の後方に下がることでチェーンが張るのがチェーン部分の仕組みです。